

若い人へのコーチング(7) 吉田松陰は最高のコーチだった
萩の吉田松陰の松下村塾と松陰塾に、行ってきました。志(目標)を確認して、門下生のタイプ別に対話式でやる気をださせることで、片田舎の79名の門下生から2名の総理大臣と10数名の大臣を輩出しています。門下生には、武士の子も、農民の子も、商人の子もいたそうです。「あなたは何のため...


気づきの書評(3) 「アドラーの心理学」
「ほめるな」、「叱るな」、「教えるな」という3つの柱を原則にしているアドラーに学ぶ部下育成の心理学を読みました。これもまた責任を相手に任せるまで待つという意味では、コーチングのひとつの形です。そこまで辛抱するところが1番難しいですが。つまり、本人が自発的に自分で改善しようと...

気づきの書評(2) 「なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践」
同僚から紹介されたのですが、本書では、以下の4つの要素により成り立つ「免疫マップ」という思考地図が紹介され、これを用いた自己変革・組織変革のアプローチが解説されています。・「1.改善目標」 (例:他の人を深く理解しようとする姿勢を身につける)・「2.阻害行動」 (例...


気づきの質問(16) 意図的にすべきでない質問を控えていますか?
たとえば昇進したい。昇進するのにどうすればいいか教えてほしいというクライアントがいます。コーチは、そのポジションの内容や時期などの現状の話を聞く中で、昇進するというのは全体からみ全体的な中のステージのひとつに過ぎないというのを考えて、昇進したあとにクライアントと会社にとって...


ジャックウェルチとコーチング
元GEのジャックウェルチもエグゼクティブコーチングを受けて、リーダーの行動変革をみずから実践した一人です。あまりに、勝利に執着する激しさのために、ボードはジャックにコーチングを受けるように勧めました。なぜなら、リーダーになるほど、人の言う意見に耳をかたむけ、批判を激怒しない...


コンサルタントとコーチの違い
コンサルタントは、課題の抽出、戦略の構築、実行計画など、企業や組織の成果をだすための分析をします。ただ戦略を実行できるかどうかは、当該組織のやる気、リソース、能力や市場環境などに依存する場合が多いので、必ずしも実行できるわけではありません。戦略は正しいが、実行できなかった、...


気づきのキャリア(9) スケールしない分野を狙え
キャリアとスタートアップの戦略とは、かなり相関があります。地元の飲食店からフードデリバリーを提供するスタートアップDoorDashの創業者であり、Yコンビネーター出身者のStanley Tang(スタンリー・タン)氏がYコンビネーターで語られる「スケールしないことをしよう」...


気づきの質問 (15) 意図的に、気づかせる質問をしていますか?
質問をする場合には、なぜ、どうしてなどの理由を尋ねる以上に、意図をもって、気づきを誘発させるような質問をすることが重要です。たとえば、最初は大きな質問や夢、気持ちなどから、徐々に具体的なステップ、そのために解決すべき問題や、行動などを聞いていきます。ここはもう少し、深堀りす...


気づきのキャリア(8) シュートを打っていますか?
シュートを枠内に打たないと点は取れません。シュートするのが怖くて、後ろにパスばかりしていると自分の評価につながりません。私は、アイスホッケーをしたことがありますが、1流のNHLの選手でも、8本打って1本なのです。普通の選手なら10本以上打っても1点とれればよいでしょう。これ...


コーチングのバリュー(4) なぜ気づきハックなのか
ハッカーはソフトウエアのコーディングの隙間をつくまで、あきらめずうまくいく方法をみつけようとします。スタートアップの養成所であるYコンビネーターは、スタートアップの応募者に、「チーム全員がハッカーか?」と聞きます。それぐらいの、エネルギーレべルの高さと、執着心、あきらめない...