コーチングと大河ドラマ
今年の大河ドラマは、吉田松陰の松下村塾での、幕末志士の話です。適塾などの学問や、身分に関係なく学ぶことができた松下村塾の中から、明治維新後の日本を作った多くの偉人がでてきました。萩の片田舎のそこらへんの町の兄ちゃんがなぜ、あんなにも大きなことができたのか。松陰の教えにより、自分が日本になにをなすべきかから、対話法で問いながら、自信を深めていった塾生は、英語もできないのを渡欧したりして、軍備に関する見識を深め、清国のように侵略されないために、日本の明日に向かって行動していきます。そのときの原動力は、「集団慾」であったと、松陰神社の松田顧問はおっしゃっています。人間には、「性欲」、「食欲」のように、「集団慾」があり、よい集団の中にいればお互いに啓発され勇気づけられて、発奮するのですが、悪い集団の中にいると、反対に悪い影響を受けます。今年の、大河ドラマは、良い意味の「集団慾」とはどういうものかを学んで、組織の成果を、人財の育成につなげてゆくのを考えるよい機会です。