気づきの映画(5) バンド・オブ・ブラザース
米軍パラシュート部隊の「E中隊」の物語を10話で描写しています。その中でも、スピアーズ中尉は、ドイツ兵捕虜にタバコをふるまって油断させたところを全員射殺する恐ろしい人ですが、本人はその方が指揮しやすいと平然としています。彼は、みんなが恐れる塹壕のま上を走るほど無謀で破天荒なリーダーです。しかし大卒のエリートのダイク中尉が、恐怖のあまり、立ち往生して、E中隊が野原の真ん中で全滅の危機に会ったとき、ドイツ軍の前を通過して、作戦を伝え後、またその前を走って戻って、挟み撃ちにして勝利します。一番危険な行動をみずから率先して突っ走ることで、部下に安心感を与えます。「ダイクと交代しろ」スピアーズは命じられて、適の攻撃に向けて全速力で走り出したのを見て、部下は、「助かった」と話すのが印象的です。リーダーに求められる行動とそも影響を如実にあらわしている場面です。