気づきの質問(40)「あなたのサンクコストは何ですか?」
既に支払ってもとにもどせない資源・時間のことを「サンクコスト」(埋没費用)といいます。途中でこれはちがうと感じても、よい成果が望めないとわかりながら、これまでの努力を考えてやめることができない。キャリアにおいても、学生時代や、社会人のときの成功体験や知識ではどう考えても時代にあっていないと感じても、努力が惜しく思えてすてきれません。昔の失敗に起因しているトラウマもそうかもしれません。損切りして、次の機会を最大限につかまえる準備をすること。「もったいない」精神よりも、時間が一番大切だと未来に考えをむけること。昔の考えや成功に固執する人には、自分にとってのサンクコストと機会費用(オポチュニティーコスト)、特に機会損失(オポチュニティロス)をイメージしてもらう必要があります。