気づきの映画(11) 『ディアボロス/悪魔の扉』
悪魔の弁護士と、正義の弁護士との葛藤ドラマですが、現実と夢の中で、欲望とエゴ、プライドがさまざまに絡み合います。全く、現実味はない話を、一気に映像で見せるのは秀逸です。最後に、目覚めると、もう一回、最初ににもどるのですが、心を入れ替えたケビンに、悪魔のミルトンがまた出てきます。「虚栄心は最も私(悪魔)が好きな罪だ。」と答えます。それほど、虚栄心によって、よいところをみせようとするプライドとエゴが、あやまちをまねくのです。リーダーとして、成功してからも虚栄心を忘れ、謙虚になり、素直にいきるいのは、それほどむずかしいのです。